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映画【ヴェノム】感想・あらすじ「脚本に難あり」評価:50点

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映画「ヴェノム」って面白い?わざわざ2時間かけて見る価値あるの?

結論から言うと,脚本に難ありで微妙な映画でした.

ただ,
・アクション
・ヴェノムと主人公の掛け合い
は面白かったので,見て損するほどではないです.

なぜ微妙な評価となったのか映画オタク東大生が,少しネタバレしつつ感想を書いていきます.

 

ヴェノムってこんな映画(ざっくりまとめ)

スパイダーマン3の敵役

ヴェノムって元はと言えば,「スパイダーマン3」に出てきた悪役なんですよね.

スパイダーマンの方では,主人公ピーターパーカーのライバル記者に寄生して,人格まで変えて悪事を働く悪いやつでした.

今回はそんなヴェノムが主人公という「ダークヒーロー」系の映画.ただ,ひたすら人間を殺すわけではなく,お互いの利害の一致から地球を守るような行動もします.

マーベル映画だけど単体として見れる

マーベル系列の映画ですが,ほかの作品を見ていなくても,単体で楽しめる作りでした.

スパイダーマン3にも出てましたが,今回の映画とは特につながりはなさそうです.

マーベルって基本,面白い映画が多いので期待値上がっちゃうんですよね笑

グロいシーンはない

「最悪」と言うキャッチコピーにもかかわらず,グロいシーンは皆無でした.もっと人が引き裂かれたり,食いちぎられたりするのを想像してたんですが,よかったです.笑

子供と見ても楽しめる作品だと言えます.(見た目は怖いかもだけど)

あらすじ

www.youtube.com

敏腕記者エディ・ブロック(トム・ハーディ)は、人体実験で死者をだしているという<ライフ財団>の真相を追う中、ある“最悪な”ものを発見し、接触してしまう。それは<シンビオート>と呼ばれる地球外生命体だった。

この意思を持った生命体との接触により、エディの体は寄生され、その声が聞こえるようになる。「一つになれば、俺たちはなんだってできる」とシンビオートはエディの体を蝕み、一体化し、ヴェノムとして名乗りを上げる。

ヴェノムはそのグロテスクな体で容赦なく人を襲い、そして喰らう。相手を恐怖に陥れ、目玉、肺、そしてすい臓…体のどの部位も喰い尽くす。

エディは自分自身をコントロールできなくなる危機感を覚える一方、少しずつその力に魅了されていく――公式HPより引用)

キャラクター情報(キャスト)

エディ・ブロック(トム・ハーディ)

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引用元:公式HP

主人公.敏腕記者.

人体実験をしていると噂の<ライフ財団>へ何とかして迫ろうとするが...

アン・ウェイング(ミシェル・ウィリアムズ)

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引用元:公式HP

エディの恋人.弁護士.

カールトン・ドレイク(リズ・アーメッド)

f:id:toudain:20190107231310j:plain引用元:公式HP

ライフ財団の創始者.宇宙からやってきた寄生体,シンビオート(ヴェノムもその一種)を用いて人類を宇宙へ移住させることを企んでいる.

感想・見どころ

以下ネタバレを全く見たくない方は見ないでください.

ヴェノムと主人公の掛け合いがおもしろい

「最悪」とまで言われたヴェノムですが,意外と聞き分けがよいところもあり,主人公のエディとは良いコンビとなっています.

凶悪な見た目とのギャップから世間では「ヴェノムかわいい!」と話題になってましたね.

基本,ヴェノムが上,エディが下の立場.エディを小ばかにしたような物言いにププっと笑ってしまうこともありました.

・ヴェノムはどんな生き物でも食べてしまいたいが,エディはそうではない.
・ヴェノムは銃を持った相手にも余裕で立ち向かうが,エディはびびり.

そんな食い違いから起こるエディのチグハグな行動がコメディチックでかなり面白いです.

映画館でもちょいちょい笑い声に包まれました.

へたれエディの良いパートナー

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引用元:映画「ヴェノム」公式's tweet

そもそも,ヴェノムに寄生される前,エディはどん底にいたんですよね.

弁護士の彼女のメールを覗き見して得た情報から,ライフ財団を調査し,結局それがばれて職を失い,彼女にも振られてしまう.

お金もなく,ホームレスから新聞を買っては職探しをする日々.

そんなエディにヴェノムが寄生することで,生活が一変するんですが...

自己中な行動で彼女に振られたエディに「謝るなら今だぜ」とささやき,恋愛マスターのようにアドバイスしてきたり,意外とエディのことを思ってるんですよ.

・ヴェノムも宿主であるエディがいないと生きていけない
・エディもなんだかんだヴェノムに助けられる
と言った感じで,お互いの弱点を補い合い,まさにバディのような関係でした.

ちょっと寄り道

ちなみに,宇宙からの生物に寄生される「寄生獣」という似たような漫画もあるのですが,そちらも主人公と寄生生物のバディのような関係が見られて面白いですよ.

ヴェノム見て面白いなって感じた人はぜひ見てください.

アクションも申し分ない

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引用元:コミックナタリー

アクションシーンが結構あるのですが,普通に面白かったです.エディ自体の力で乗り切るシーンはなく,大体ヴェノムの超人的な力を借りていますw

特に面白かったのは,カーチェイスのシーン.

・エディのバイクテクでは曲がり切れないような急カーブを曲がったり
・坂道を駆け上がって大ジャンプをキメたり
見ていてワクワクしちゃいました.

最後,悪役のシンビオート(ライオット)と対決するシーンも迫力があり,おもしろいです.

「ライオットは強い.負けるかも」とヴェノムは言ってたのに,互角に戦ってて,そこはさすが主人公と言った感じ.

宿主である人間の身体能力の違いが出たのかなと考えれば納得ですが.

ヴェノムの行動に共感できない(ネタバレ)

<ネタバレ注意>
ドレイクに寄生したシンビオート「ライオット」は仲間を地球に連れてこようと,ライフ財団の宇宙船を打ち上げて乗り込もうとします.

エディ(ヴェノム)はそれを阻止しようとライオットと戦うことに.

そもそもヴェノムはなぜ,エディの味方をして,シンビオートの大群を地球に連れてこようと企むライオットと戦うことを決意したのか,理由付けが十分ではありませんでした.

劇中では以下のことが理由とされてました.

  • ヴェノムがエディの体と地球での生活を気に入った
  • ヴェノムはもといた宇宙では下っ端で,仕事も失い,恋人も失いどん底にいたエディに共感した

どう?これで「もともと仲間だったライオットを裏切って地球のために戦おう!」って気になる?

なりませんでした

最後,ライオットと戦おうってなるくだりがあまりに唐突すぎて,ヴェノムにまったく感情移入できませんでした

ちょっと寄り道

ちなみに,さっき話した「寄生獣」という漫画(映画,アニメ化もされてます)は主人公に寄生した生物が他の寄生生物と戦う動機付けがきっちりされていて,話としてもとても面白いです.

地球環境問題など考えさせるテーマの話でもあり,人におすすめしてる漫画の1つです.

総合評価(50点)

厳しい点数となってしまいました.やっぱ何より最後の戦闘シーンでヴェノムに感情移入できなかったのがイタイですねぇ.

ささいなところはいいんですよ.

今回で言うと,「会社の目の前にバイクを違法駐車するほど大胆なエディが,隣の部屋の騒音に文句も言えないなんて矛盾してるだろ」とか.

その辺のささいなツッコミはしないで,映画を見てるんですよ.

でも,ヴェノムの最終戦闘シーンっていう話として重要な部分に感情移入できないってのは脚本として致命的かなー.

それを除けば,面白かったですよ.
・アクションも迫力あるし
・コメディとしてもおもしろい

脚本がおかしくても,その辺を楽しんで見るには良いのではないでしょうか!